「どこまでが疑問詞節なのか」
whoやwhatなどの疑問詞は、疑問文として「だれが~か?」「何が~か?」などの5W1Hの疑問文をつくるだけでなく、平叙文の語順で5W1Hの内容を表す名詞節をつくります。
文中で疑問文の名詞節が出てきた場合、問題になるのは「疑問詞から、文のどこまでが疑問詞節なのか」です。
結論からいえば、疑問詞節は、
「疑問詞」+「動詞」+「その動詞が必要とするすべての要素」ー「その疑問詞が問う内容」
の以上がすべて揃ったところで終わります。
「動詞が必要とするすべての要素」とは、主語はもちろん、動詞が他動詞である場合は目的語や、必要な前置詞です。
疑問詞 | 疑問詞の意味 | =疑問詞節の中には○○がなく、 | ということは「ないもの以外のもの」は全てある | はずだから、左欄のものが揃ったら節はおしまい! |
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who | 誰が | =主語がなく、 | 動詞(+目的語)(+副詞)がすべてある。 | 例)Who Killed Cock Robin 誰がこまどり殺したの |
whom | 誰を | =動詞の目的語になる「人」がなく、 | 主語+動詞(+副詞)がすべてある。 | 例)with whom you will be married 君が誰と結婚するのか ※疑問詞節の最後に来るはずの前置詞は、疑問詞の前に置くことが出来る。 |
which | 「どの名詞が」※直後に名詞が来る | =動詞の目的語になる「モノ」がなく、 | 名詞+主語+動詞((+副詞) | 例)which ways you will choose 君がどの道を選ぶか |
what | ①何が | =動詞の主語になる「モノ」がなく、 | 動詞(+目的語)(+補語)(+副詞)がすべてある。 | 例)What will happen in the future can be understood by only the God. 将来何が起こるかは神にしかわからない。 |
what | ②何を | =動詞の目的語になる「モノ」がなく、 | 主語+動詞(+目的語②)(+副詞)がすべてある。 | 例)What we do is not just determined by our will. 私たちが何をするかは、純粋に私たちの意志によって決められるのではない。 |
how | 「どのように」 | =文を修飾する副詞がなく、 | 主語+動詞(+目的語)などの完全文の要素がすべてある。 | 例)how we act and how we do it are not determined by our will. 私たちがどのように振る舞うか、そして私たちがどのようにそれをするかは、純粋に私たちの意志によって決められるのではない。※上の文章との違いに気をつけてください。 |